「説明会って行くべきですか?」
「行ってないとまずいでしょうか?」
という質問をよく頂きます。
受験生なら気になるところですよね。
結論から言うと、
・不参加のせいで不利になる可能性はある
というのが私の意見です。
これは本当によく頂く質問ですので、国家公務員と地方公務員に分けたうえで、今回は国家公務員に限定して説明します。
以下では、説明会に行くべき理由として3つのものを挙げたいと思います。
面接で聞かれる
これは国家・地方を問いませんが、面接では必ずと言っていいほど説明会へ参加したことがあるかを聞かれます。
それ以外にも
「印象に残った話はある?」
「何月くらいの説明会?」
「どこで開催されたやつ?」
と、人によっては細かい内容まで聞かれることになります。
これは説明会・セミナーがオンラインでの開催だとしても同じことです。事実、私の教え子たちは、オンライン説明会でのことをかなり細かく聞かれていました。
以上を踏まえると、説明会には参加しておくのが無難ではないでしょうか。
そのうえで、気になった内容はメモを取るなどしておくことです。
参加者にだけ案内される「秘密の説明会」
ここからが国家公務員の特徴となりますが、省庁によっては、説明会参加者にだけ案内される説明会・セミナーが存在します。
いわゆる「秘密の説明会」ですね。
とくに人気省庁ではこういったことが行われる傾向にあります。
私が確認している範囲では、
・外務省
・経済産業省
・警察庁
・総務省
・文部科学省
・公安調査庁
・環境省
では秘密の説明会が開催されています。
もちろん、来年度の採用活動で秘密の説明会があるのかまでは分かりません。各官庁の人事担当者の意向にもよるでしょうし、受験生の動向などにも左右されるでしょう。
ただし、秘密の説明会が存在すること自体は事実です。
これを考慮すると、中央省庁を志望している場合には積極的に参加しておくべきでしょう。
人事担当者に顔を覚えてもらえる
人事は受験生の顔を意外と覚えています。とくに中央省庁の場合、大規模な説明会以外にも、少人数での説明会・座談会を開催しています。
そうなると、そこに参加してくれた人の顔は嫌でも印象に残ることになります。
実際に官庁訪問に入るとわかりますが、
「△△さん、待ってましたよ!」
と、人事に声を掛けてもらっている受験生も少なくありません。
私が指導をしてきた範囲では、そのような受験生は明らかに内定率が高いです。絶対に入りたい省庁がある場合には、やはり顔と名前を売り込むくらいの覚悟が必要でしょう。
ということで、ここまで述べてきたとおり、説明会に参加することには様々なメリットがあります。リアルでもオンラインでも構わないので、ぜひ積極的に参加してみてください。